macOS Sierra (10.12.5)で，google日本語入力と通信するmozc_emacs_helperをビルドする

macOS Sierra で，emacsからgoogle日本語入力を利用するためのmozc_emacs_helperをビルドする方法をまとめました．
偉大なる先人たちが解決してくれていたので，特に新しいことはしていません．

検証環境

OSバージョンはSierra(10.12.5)で検証しました．sw_versというコマンドで確認できます．

$ sw_vers -productVersion    # macOS のバージョンを確認するコマンド
> 10.12.5                    # 今回の検証環境

加えてpythonのパッケージのninjaのインストールが必要です．今回はバージョン1.7.2を利用しました．

pip install ninja

ビルド用スクリプト

ビルド用のスクリプトは次のようになります．変数GYP_DEFINESの中のmac_sdk=10.12とmac_deployment_target=10.12は，sw_versで調べた結果で置き換えて下さい．

参考サイト

基本的に，以下の2つの記事と同じです．それぞれの知見をコピペしやすいようにまとめました．「@koshian’s Tech Log」さんがパッチの作成者です．古いmozcを用いるという知見は「うぶつん」さんのものです．

• @koshian’s Tech Log:Google日本語入力と通信する mozc_emacs_helper を Mac OS X でビルドする
• うぶつん:mac osx el capitanで、google日本語入力と通信するmozc_emacs_helperをビルドする